本稿では, 科学技術振興機構の社会技術研究プログラム「循環型社会」において採択された「市民参加による循環型社会の創生に関する研究 (2002~05年) 」として2002~03年度に実施した「ステークホルダー会議」を報告し, その結果の評価を試みる. 本研究では, 市民参加プロセスとして参加型会議「ハイブリッド型会議」を採用した. ハイブリッド型会議はステークホルダー会議と市民パネル会議から構成される. ステークホルダー会議では, 名古屋のごみ減量化取組に係わった多くのセクターの代表者の参加の下, 目指すべき循環型社会を考えるための多様な論点を検討し, それを評価軸に用いて名古屋のごみ減量化取組の評価を行うとともに, 更に名古屋が目指すべき循環型社会を具体的に検討するための要件を抽出した.
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柳下正治, 石川雅紀, 廣瀬幸雄, 杉浦淳吉, 西村一彦, 涌田幸宏, … 松野正太郎. (2004). 市民参加による循環型社会の創生をめざしたステークホルダー会議の評価. 社会技術研究論文集, 2, 49–58. Retrieved from http://ci.nii.ac.jp/naid/130000064388/
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