背景.慢性活動性 EB ウイルス感染症(chronic active Epstein-Barr virus infection;CAEBV)と,それに伴\rう EB ウイルス関連 NK/T 細胞リンパ増殖症は稀な疾患であり,肺病変に関する報告は少数のみである.\r症例.37歳女性.発熱,頸部リンパ節腫大および肝逸脱酵素上昇に対して精査され,末梢血中の EB ウイルス DNA の増加からCAEBV と診断された.約 1 か月後,咳嗽と呼吸困難を自覚し,急性呼吸不全を認め入院した.胸部 CT でびまん性すりガラス影があり,BAL 液の CD4 陽性細胞の増多と EB ウイルス DNA 増加を認めた.末梢血中に EB ウイルス感染T 細胞の腫瘍性増殖があり,EB ウイルス関連 T 細胞リンパ増殖症(EBV+T LPD)およびその肺病変と診断した.\r結論.気管支鏡検査が EBV+T LPD の肺病変の診断に有用であった症例を経験した.
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榛沢理, 藤江俊秀, 高野聡子, & 稲瀬直彦. (2016). EB ウイルス関連 T 細胞リンパ増殖症による肺病変を呈した 1 例. The Journal of the Japan Society for Respiratory Encoscopy, 38(5), 405–409. Retrieved from https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsre/38/5/38_405/_pdf
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