焼岳の東南約3kmの安房トンネルに近い温泉地帯で発生した水蒸気爆発について。国道158号の付け替え工事をしていたところ、水蒸気爆発が発生して4人が死亡した。ここでは、この爆発の前にも掘削中にガス突出によって土砂が噴出するようなことがあったらしい。経緯としては、最初にボボボという音とともに小規模な爆発が始まり、その後非常な音が聞こえ大石が持ち上がるような爆発となった。これらは20秒以内に発生した。噴石が収まるのは2〜3分で、そのご噴出箇所からは土砂が吹き上げた。火口の大きさは20*5mほど、火道はやや傾いていて、火道の深度は60m程度であろう。
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Miyake, Y., & Ossaka, J. (1998). Steam Explosion of February 11th, 1995 at Nakanoyu Hot Spring, Nagano prefecture, Central Japan. Bulletin of the Volcanological Society of Japan, 43, 113–121.
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