6年ぶりの改訂となる本書は、従来からの項目については2009年版(~2007年4月)以降の2007年5月から2013年12月までの文献を、新規・変更項目については1992年以降(初版同様)の文献を検索し、さらに2014年1月以降の文献からも、委員会として妥当と判断した重要文献はハンドサーチ文献として採用した。 その結果、2009年版で検索した1万件を遥かに凌ぐ、2万3,000件以上の文献から、本委員会のエビデンスレベル分類に従って採択し、推奨グレードを評価した。 2015年版ではエビデンスレベル分類も改訂し、多くのガイドラインで採用されているOxford Centre for Evidence-Based Medicine(OCEBM)2011 Levels of Evidenceに従った。また、推奨文の表現により受ける印象が異ならないよう、同一グレードの推奨文は可能な限り同じ文言に統一した。 このようにして2015年版は、より一層厳しいグレード評価とシステマティックな推奨文を実現した。
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Oki, K., Takahashi, S., & Suzuki, N. (2017). 脳卒中治療ガイドライン2015. Nihon Naika Gakkai Zasshi, 106(5), 980–985. https://doi.org/10.2169/naika.106.980
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