Heat Dissipation Paint Technology

  • YAMANE A
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Abstract

熱は人間の生活に欠かせないものであり,食物の調理をは じめとして,暖房,金属溶融などその利用によって人類は発 展を遂げてきた。 熱を取り巻く環境は近年大きく変わってきている。自動車 の暖房は熱源として,燃料を内燃機関で燃焼させた時の余剰 熱を使用してきた。余剰熱はここ数年で急速に普及してきた ハイブリッドカーでは少なくなり,内燃機関を持たない電気 自動車においては発生しない。電気自動車では走行に使用す る電力の一部を暖房の熱源として利用するが,これは同時に 走行に必要な電力を減らす,すなわち走行可能距離を短くす ることにつながる。車内から車外への熱の移動を抑制するこ とができれば,暖房に使用される電力を少なく,走行可能距 離を大きく損なうこともなくなる。 一方でヘッドライトに採用されることが多くなってきた LEDは,従来のハロゲンランプなどに比べると,投入エネ ルギーに対して得られる光量が高くエネルギー消費を小さく 発熱も小さくできるが,LEDそのものの熱への耐久性は低く, 性能を維持するためにはLEDから外部への熱移動を促進し, 温度を低く抑えることが必要とされる。 熱を制御する方法として熱移動の抑制には断熱材,促進に はヒートシンクなどが使われてきた。これらは長く使われて いる性能と信頼性の高い方法であるが,大きな体積を占める ため専用の設計が必要であった。

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YAMANE, A. (2015). Heat Dissipation Paint Technology. Journal of the Surface Finishing Society of Japan, 66(6), 236–239. https://doi.org/10.4139/sfj.66.236

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