うつ病を始めとする心の不調の増加,再発や遷 延化などが注目されるようになって久しい.精神医学界, 厚生労働省,産業界などの対応によっても根本的な解決 には至らないのが現状である.演者は脳外科臨床をへて 現在まで精神科臨床に携わってきたが,うつ病問題には 心身負荷の増大,生活・労働環境の変化などのみならず, DSMや治療アルゴリズムなど精神科の診断治療概念の 変化が大きく関係していると感じてきた.今回のワーク ショップでは,うつ病を心と体の全体像からとらえ,現 代の抑うつ症状の背後に見えるものに焦点を当てた.
CITATION STYLE
心と体から診る「うつ病」再考 〜抑うつ症状とその背後に見えるもの〜. (2014). Japanese Journal of Physical Fitness and Sports Medicine, 63(1), 128–128. https://doi.org/10.7600/jspfsm.63.128
Mendeley helps you to discover research relevant for your work.