ディジタルネイティブとは,生まれた時からインターネットやパソコンが身近に存在しており,それらを利用することに抵抗がなく,それ以前の世代とは行動特性の異なりが見られる世代のことを指す.本研究では,この世代に属する日本人の大学生が,授業において課題を行う場合,Web検索を用いる情報探索を促すことによって,知識の獲得にどのような特性を示すのかを,課題遂行前と課題遂行後の連想単語の変化に焦点を当てて調査し,検討した.調査参加者を「Web検索を用いて学習することを毎授業時に明示的かつ継続的に指示」したW(Web)クラスと「主に図書館を用いて学習することを,毎授業時に明示的かつ継続的に指示」したL(Library)クラスに分け,課題に関しての学習を行 った.この結果,両者の間には,課題遂行前後での連想単語の種類と数(平均 : W事前6.9個,事後13.2個; L事前5.8個,事後9.7個)に違いが見られた.
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TOSHIMA, M., ISHIKAWA, T., & KANDO, N. (2013). The Way to the Knowledge Acquisition: How the University Students of the Digital Native Generation Get Themselves into Information Searching Behavior on the Web. Joho Chishiki Gakkaishi, 23(2), 286–291. https://doi.org/10.2964/jsik.23_286
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