OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)は高速な伝送を実現する変調方式として広く注目されており,OFDMを用いた種々のシステムの実用化および開発が広く行われている.OFDMが用いられる大きな理由の一つは周波数利用効率が非常に優れているということであり,高速・広帯域伝送の実現が可能になる.しかし,システムを実現するためには,解決すべき種々の問題も存在しており,高速移動通信への要求が高まるにつれてその対策が更に重要になってくると考えられる.本稿ではOFDMの原理,システム実現のための問題点,応用分野について解説する.
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ITAMI, M. (2007). Fundamentals of OFDM and Its Application. IEICE ESS Fundamentals Review, 1(2), 35–43. https://doi.org/10.1587/essfr.1.2_35
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