Abstract
①近年,生体内凝固反応という新しい考え方が導入され,生体内では第XII 因 子活性化から始まる内因系凝固の関与が少ない点に留意する必要がある. ②トロンボテストはPIVKA の影響を含めた凝固活性を反映し,測定時に凝固 第V 因子が補充されているため,第V 因子欠損では低下しない.ヘパプラス チンテストは,PIVKA に対する感受性が低く,肝臓における凝固因子の産生 能を反映する. ③アンチトロンビン(AT)はヘパリン存在下で約1000 倍にトロンビン活性阻 害速度が加速され(ヘパリンコファクター活性),臨床検査で示されるAT 活 性値はこのヘパリンコファクター活性を示している. ④プロテインS(PS)は,ワルファリン投与により低下するため,日本人に多 く存在するPS 欠損症診断には,ワルファリン治療前にPS 検査を行う必要 がある. ⑤プラスミノゲンアクチベーターインヒビター(PAI-1)は,感染症(とくに 敗血症)で高値を示し,多臓器障害予後判定に有用である.
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KITAJIMA, I. (2008). The clinical laboratory tests of blood coagulation and fibrinolysis. Japanese Journal of Thrombosis and Hemostasis, 19(4), 462–466. https://doi.org/10.2491/jjsth.19.462
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