目的 本研究の目的は、筋肉における蛋白質合成を増加させることが知られているロイシンに富んだ必須アミノ酸混合物 (LEAA) の摂取が、筋肉損傷を軽減することによって筋肉の回復を促進するかどうかを決定することであった。 方法 二重盲検ランダム化クロスオーバー試験を5週間にわたって実施した。10人の訓練されていない男性(年齢23.0±1.6歳)に、動力計を使用している間、 10カウント/セット×5セット、繰り返し肘を曲げ伸ばしした。参加者は3.6 gサプリメント(LEAA混合物またはプラセボ)を0日目とその後7日間毎日3回摂取した。筋組織損傷のマーカーとしての血清クレアチンホスホキナーゼ (CPK) 活性とミオグロビン濃度の変化を、運動の前後と1, 2, 3, 5と7日で評価した。 結果 5日で測定したピーク血清CPK活性の変化の相対比は、プラセボ服用後よりLEAA服用後で有意に低かった。 結論 LEAA消費は運動が誘導する血液中の筋肉損傷マーカーの上昇を抑制し、このことはLEAAが筋肉損傷を減弱し、筋肉回復を助けることを示唆する。
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Matsui, Y., Takayanagi, S., Ohira, T., Watanabe, M., Murano, H., Furuhata, Y., & Miyakawa, S. (2019). Effect of a leucine-enriched essential amino acids mixture on muscle recovery. Journal of Physical Therapy Science, 31(1), 95–101. https://doi.org/10.1589/jpts.31.95
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