Abstract
自動車の車内ダッシュボード面などばね上にスマートフォンを設置し,内蔵の加速度センサとGPSの情報だけを使い,ばね下の上下変位量すなわち路面縦断プロファイルを推定する手法とその精度について報告する.本技術はばね上設置であるため実施が容易であり,路面プロファイルそのものを推定しているため平たん性やIRIなど各種指標の算出も可能である.はじめに計測原理を述べ,次にこれを実装したスマートフォンアプリケーションにより計測した値と,路面プロファイラにより計測した値の比較結果を述べる.今回行った280[m]区間での走行実験では,走行速度20~60[km/h]の速度域において,20m区間の平たん性の比較で寄与率R2=0.63~0.78,15m区間の平均面に対する凹凸量の地点ごとの比較で寄与率R2=0.63~0.80の高い相関が確認できた.
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YAGI, K. (2013). A MEASURING METHOD OF ROAD SURFACE LONGITUDINAL PROFILE FROM SPRUNG ACCELERATION, AND VERIFICATION WITH ROAD PROFILER. Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E1 (Pavement Engineering), 69(3), I_1-I_7. https://doi.org/10.2208/jscejpe.69.i_1
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