Abstract
本論文の目的は,デジタル・トランスフォーメーション(DX)のダイナミック・プロセスモデルを提示することにある。 まず,本論文のスコープとして,DXをデジタル技術の活用を前提とすること,新たな顧客価値の実現を目的とすること,その ために必要となる企業変革を遂行することとして捉える。次に,DXに関する先行研究の体系的レビューに基づき,その実行過 程における動的発展に関する知見の欠如を指摘する。そして,経営分野のダイナミック・ケイパビリティ研究において蓄積され てきた組織能力に関する知見と,マーケティング分野のサービス・ドミナント・ロジック研究において展開されてきた組織内外 の主体による資源結合を通じた価値共創に関する議論の統合を図ることで,DXの動的発展を説明するダイナミック・プロセス モデルを提示する。そのモデルは,プラットフォームの有無とステークホルダーの広狭の 2 つの次元を組み合わせることで 4 つ の象限(段階)を類型化し,ある段階から次の段階への移行(パス)を動態的に捉えるものである。
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Fujikawa, Y., Kondo, K., & Imai, N. (2022). A Dynamic Process Model for Digital Transformation: Japan Marketing Journal, 41(3), 30–43. https://doi.org/10.7222/marketing.2022.005
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