Abstract
鳥取県の複数の海岸で,飲料用ペットボトルの毎月の漂着数と,中国と台湾由来ボトルの製 造年月日を調査した。その分析結果から,東アジアモンスーンがボトル投棄から漂着までの過程に大き な影響を与えていることがわかった。5 月から 6 月頃に中国南部と台湾から海に流出したボトルは 7 月 に漂流経路を日本海方向に変え,8 月から 9 月頃に漂着する。長江流域とそれ以北に由来するボトルは 7 月から 8 月頃に河川を経由して流出し,10 月から 11 月頃に漂着する。東南アジア由来ボトルは 8 月 から 11 月にかけて漂着する。夏に流出した朝鮮半島由来ボトルは日本海の沖合を漂流し,北寄りの風 の強まるころから南下を始め,おもに 11 月から 1 月に漂着する。東シナ海から日本海への流入可能期 間は約 3〜4ヶ月間で,それ以外の期間は太平洋に流出していると推定される。ただ漂着数は日本由来 ボトルが圧倒的に多く,この結果は多量のペットボトルが日本の太平洋側を含む東アジアから太平洋に 流出していることを示唆する。
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Okano, T., Andou, S., & Ikeda, K. (2011). Understanding the Drift Pathways of Waste PET Bottles into the Sea of Japan. Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management, 22(5), 285–292. https://doi.org/10.3985/jjsmcwm.22.285
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