Abstract
最近、外科を選択する女性医師数は増加しているが、日本において女性医師のおかれている状況は厳しい。日本では夫が家事と育児に参加することが少なく、女性医師の家事と育児の負担が重い。2008年に、日本外科学会女性外科医支援委員会は医学会分科会105学会にアンケート調査を行った(回答率96.2%)。外科系11学会のうち4学会には合計16名の女性評議員が、また1学会には女性理事1名が就任していた。創設から100年以上の歴史ある日本外科学会と日本内科学会には、女性理事は未だに就任しておらず、日本心臓血管外科学会では評議員にも女性が就任していなかった。また、2008年の第38回日本心臓血管外科学会学術総会の座長を、女性は1名も担当していなかった。また医学会分科会では専門医更新時の留保条件に妊娠、出産、育児が含まれていることは少ない。日本では処遇改善、外科を専門として選択する場合の継続就労支援、男女共同参画、および育児支援が必要である。(著者抄録)
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Tomizawa, Y. (2011). Current Status of Japanese Women Surgeons Belonging to the Japanese Society for Cardiovascular Surgery and Other Surgical and Academic Societies. Japanese Journal of Cardiovascular Surgery, 40(1), 1–6. https://doi.org/10.4326/jjcvs.40.1
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