Abstract
ターミナルは人生の最後の舞台とも言え,主役の希望に沿って医療・福祉者は真摯な対応を求められる。患者や家族の希望を知ることが,容易とは限らない。調査目的は,2008年佐渡でのアンケート調査で,ターミナル告知が大きく許容されていると思われたことから,広い地域で,大規模に,広い年齢層で,性,身分・職種の差を検討し,佐渡調査で私たちが提案した,本人,家族の意向に沿った予想告知率を調べることであった。自由参加・無記名によるアンケート調査を行なった。質問の内容および回答選択肢は佐渡方式で,年齢14〜91歳,女/男比1.9,高校生,看(護)学生,医療・福祉(医福)職,(その他)一般職に層化して特徴を調べた。告知は本人-,家族-,一般-告知を調べ,また,本人と家族の意向に沿った予想告知率を算出し,これまでと比較した。114病院中74病院から7,811の有効回答をえた。本人告知希望は76%,一般告知は29%,家族告知は35%であった。推移:本人希望は徐々に増加し,告知拒否は減少した。本人と家族との意向に沿った予想告知率は85%と最高。高校生,看学生の認識の特徴,若年者と高齢者は共通点とともに対蹠的所見も呈すること,各種の年齢・性・職種差があった。それらの把握が応用面で重要と考えられた。最期の場所に関する中年女性の変貌,職種による男女差が注目される。告知許容社会への移行があり経時的な調査が必要。ターミナルの悩みに正対し改善を計ることは,社会や宗教にとっても重要であろう。(著者抄録)
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HATTORI, A., TANABE, N., IWATA, F., & HATTORI, R. (2015). Japanese Attitude Toward Terminal Illness and End-of-Life Care:Analysis of Questionnaire Responses-Part I. JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF RURAL MEDICINE, 64(4), 637–649. https://doi.org/10.2185/jjrm.64.637
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