Abstract
本研究では,量的研究が限られている中学生の友人に対する信頼感の因子構造を実証的に明らかにし,友人に対する信頼感が生徒の学校適応感とどのように関連するかを検討した。中学生563名を対象に調査を実施した。第一に,生徒の友人に対する信頼感尺度(STS尺度)を作成し,信頼性と妥当性を検討した。その結果,(1)STS尺度は「友人への安心感」「友人への不信」「友人への頼もしさの感覚」の3因子構造からなり,信頼性と妥当性があること,(2)STS尺度の得点は,1年生が3年生に比べ,女子が男子に比べ高く,学年差・性差があることが明らかになった。また,生徒の友人に対する信頼感が生徒の学校適応感に及ぼす影響を検討したところ,(3)「友人への安心感」「友人への不信」「友人への頼もしさの感覚」のそれぞれが生徒の学校適応感に異なる影響を及ぼしていること,(4)また,その関連の様相も生徒の学年別,性別によって異なる可能性が示唆された。
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Nakai, D. (2016). Trust in Friends and School Adjustment of Junior High School Students. The Japanese Journal of Personality, 25(1), 10–25. https://doi.org/10.2132/personality.25.10
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