Abstract
本研究は,地域の自然環境をいかしたコミュニティ空間としての河川を対象に,コミュニティ内の生活と信仰からなる「空間構成」の原型を把握し,さらに近代以降の空間構成の変容過程と,その要因としての人為的環境変化を明らかにし,空間構成における河川の役割の変容について考察することを目的とした。そして,目黒川沿いに成立し,地形条件の異なる3神社の氏子のコミュニティにおける空間を対象とし,文献およびヒアリング調査を行った。その結果,河川により形成された地形によって空間の領域が規定される等の,複数の空間構成の形態を見出せ,近代以降における空間の変容をこれら空間軸と河川との関係の変化として捉えることができた。
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KANOH, J., ONO, R., & KUMAGAI, Y. (2002). The Spatial Composition of the Ujiko Community Along the Meguro River and Its transformations Due to Urbanization. Journal of The Japanese Institute of Landscape Architecture, 65(5), 845–850. https://doi.org/10.5632/jila.65.845
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