Research on the aspects of enjoyment of a park desired by university students through the evaluation experiment on their motivation for use and management participation

  • MORITA M
  • TAKEDA S
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1. はじめに (1)公園の「享受」 近年,都市公園の財政面,担い手面での困難から,行政所有・ 民間管理型の公園も着目されており,その例として指定管理者制 度や自主管理公園などが挙げられる。ワークショップなどによっ て,計画段階から参加した住民が積極的に維持管理に参加する事 例なども既に存在し,こうした初期段階からの参加が継続的な参 加の促進に貢献することも明らかにされている 1) 。また,管理へ の参加ではそれ自体が楽しく達成感を得られることや,楽しい交 流の機会を提供することなどが重要と指摘されている 2) 。 楽しい交流の場の提供は元来,都市公園の存在意義の一部とい える。 「利用」に比べ, 「参加」は目的としてよりも施設整備や合 意形成の手段として見なされる機会が多いものの,今後一層必要 とされるだろう運営や管理への参加が楽しみとして受け容れられ るなら,これを能動的な公園の楽しみ方の一つとして明確に位置 づけることは正当かつ有意義と考える。そこで本稿では,一般に 市民が公園という場を精神面,物質面を問わず自らのものとして 受け容れ,楽しむこと 3) を市民による公園の「享受」と呼び,中 でも施設としての利用を楽しむ場合と,管理や運営などによる地 域や場所への参加を通してその場を楽しむ場合の二つを,公園の 能動的な享受における対比的な側面と捉え,それぞれ公園の「利 用型享受」 , 「参加型享受」と呼ぶことにする。 実際の「利用」が可能となる以前の計画段階から住民参加を導 入する事例などでは,参加型享受の計画的な促進が既に実践され ている。しかし後述する短期滞在型住民など,計画から維持管理 までの長期的プロセスへの継続的参加が現実的でない住民も存在 し,公園づくりの達成感自体をモチベーションの支えとする方法 は, 必ずしも万人むけのモデルと言い切れない面もある。 そこで, こうした既往の取組みの重要性を認識したうえで, より気軽な 「手 伝い」レベルの参加において,上記二種類の享受形態をうまく受 け容れる公園の計画と運営を考えることが一方で重要と考える。 (2)短期滞在型住民の参加 大学を擁する地方都市では,毎年千人単位で若者の住民が入れ 替わる(大学生に限らず, 滞在期間が限られる住民を, 本稿では 「短 期滞在型住民」と呼ぶ)。この場合,重要な人的資源である若者た ちは長期にわたる継続的な参加の主体として想定しにくい。計画 段階からの参加を行う場合,数年後に地域を去る学生がどのよう な立場で関わるべきかといった問題についても議論の余地があろ う。また,永住型の住民にとっても,利用者の多くが短期滞在型 の住民となる場合,その公園の計画や管理にどれだけの参加意欲 を持ち得るだろうか。そこで,絶えず入れ替る短期滞在型の住民 にも愛着をもてる公園を構想するための第一歩として,整備後の 維持管理や運営において,それらの住民による参加型の享受を促 進するような公園のあり方を考えることが重要と考える。 (3)管理参加を前提とする公園の姿 都市公園の姿は,市民のニーズに応えることと並んで,行政に よる管理のしやすさを考慮にいれて形づくられてきた。そこで管 理参加への住民参加を前提とした場合,ハード面においてもこれ までとは異なった特徴をもつ公園の姿を構想できる可能性があり, 住民が運営に参加するプレーパークなどは, その顕著な例である。 しかし,住民参加の質を向上する条件に関する研究は,特にソフ ト面に関して多くなされる傾向にあり 4) ,同様の効果をもつハー ド面での公園の特徴に主眼を置く研究は多く見られない。 (4)研究の目的 以上を踏まえ,本研究では地方都市の大学生を対象に,近隣の 計画公園の将来像に対する評価実験を行い,結果の解析によって 大学生という短期滞在型住民のニーズに対応し,かつ維持管理や 運営に対する参加意欲を沸かせるような公園の方向性を考究する。 定量的には,異なるタイプの公園に対する管理参加への意欲やそ の理由を含めた,大学生による仮定的な公園に対する評価におけ る主因子を抽出し,これらが冒頭に述べた利用型享受と参加型享 受に対する意欲の程度に対応することを確認し,今後の望ましい 利用と参加への意欲調査を通した大学生が望む公園の享受形態に関する研究 Research on the aspects of enjoyment of a park desired by university students through the evaluation experiment on their motivation for use and management participation Abstract: In this research, the desirable direction in planning of a neighborhood park that responds to the demand of short-term residents such as university students, as well as that promotes their participation in the park management and maintenance. For the specific university students in a suburban city, the evaluation experiment to the hypothetic characteristics of the neighborhood park was conducted. Through the factorial analysis on the result, two factors of the evaluation are extracted, and it was verified that these are interpreted as the degrees of two different aspects of enjoyment of the park desired by the students, that are the enjoyment of the park respectively as the facility for them to use, and as the field for them to participate, and it is suggested that these two factors should be taken into consideration in the planning process of parks for which the participation by the citizens is regarded desirable.

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MORITA, M., & TAKEDA, S. (2011). Research on the aspects of enjoyment of a park desired by university students through the evaluation experiment on their motivation for use and management participation. Journal of The Japanese Institute of Landscape Architecture, 74(5), 571–574. https://doi.org/10.5632/jila.74.571

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