目的:看護管理者のキーコンピテンシー尺度を開発する. 方法:特定機能病院と地域医療支援病院に勤務する看護管理者 4,410 名を対象に質問紙調査を実施した.看護管理者のキーコンピテンシー 50 項目の項目分析と因子分析を行った.構成概念妥当性はモデルの適合度指標を用いて確認,併存妥当性は看護管理者のコンピテンシー評価尺(NACAS)を用いて確認した.信頼性は Cronbach の α 係数で内的整合性を確認した. 結果:看護管理者 2,480 名から回答が得られ(回収率 56.2%),有効回答 2,330 名を分析対象とした. 因子分析の結果,5 因子 30 項目(状況認識,メタ認知,自己管理,キャリア支援,意思決定)が抽出された.モデルの適合度は GFI = .907,AGFI = .899,CFI = .921,RMSEA = .047 であり構成概念妥当性が確認された.5 因子と NACAS の下位概念との相関は r = .34~.63 であり併存妥当性が確認された.5 因子の α 係数は.81~.88 であり内定整合性が確認された. 結論:看護管理者のキーコンピテンシー尺度の信頼性と妥当性が検証された.
CITATION STYLE
Kaneko, S., Kawasaki, T., Matsuura, M., Williamson, A., Hiraoka, S., Suzue, T., … Kondo, K. (2020). Development of Key Competency Scale of Nursing Manager. Journal of Japan Academy of Nursing Science, 40(0), 484–494. https://doi.org/10.5630/jans.40.484
Mendeley helps you to discover research relevant for your work.