Abstract
先端的な疲労研究を行っている 7 大学をはじめ,食品 メーカー,医薬品メーカーなど 19 社および大阪市で 構成された産官学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開 発プロジェクト」において,抗疲労食品の開発が進め られている.抗疲労食品とは,健常者が身体的あるい は精神的に負荷を与えられたときにみられる作業効率 の低下ならびに休息欲求と不快感を伴った状態を軽減 する食品と定義される.健常者の疲労においては,そ の発現に酸化ストレスが大きく関わっていることが分 かってきており,抗酸化物質の疲労に対する効果につ いて精力的に研究が進められている.中でも動物の骨 格筋や脳に多く含まれるイミダゾールジペプチドは, その抗酸化作用により動物試験およびヒト試験で最も 顕著な抗疲労効果が確認されている.本稿では新規抗 疲労成分イミダゾールジペプチドについて詳細に述べ ることにする.
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NISHITANI, M., MUNEKIYO, Y., SUGINO, T., & KAJIMOTO, O. (2009). Novel Anti-Fatigue Compound: Imidazole Dipeptide. Japanese Journal of Complementary and Alternative Medicine, 6(3), 123–129. https://doi.org/10.1625/jcam.6.123
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