Abstract
河川堤防植生(河川堤防法面上の植生)の実態を明らかにし植生管理手法を確立するために,高知県仁淀川,兵庫県猪名川,徳島県那賀川の堤防法面で植生と刈り取り頻度との関係について調査を行った。両者の関係については,刈り取り頻度が2年に1回以下の低頻度ではススキが,年1,2回ではチガヤやススキが,年3回ではシバがそれぞれ優占し,また刈り取り頻度に対応して草丈の増減,季節性の有無,種多様性の高低が生じることが認められた。この内堤防管理の安全性および景観性,種多様性などの環境機能についての条件を勘案すると,堤防植生としてはチガヤ型がふさわしくその管理方法としては年2回の刈り取りを行うのが望ましいと考えられる。
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ASAMI, K., HATTORI, T., & AKAMATSU, H. (1995). A Study on Management by Cutting of the Embankment Vegetation. Journal of The Japanese Institute of Landscape Architecture, 58(5), 125–128. https://doi.org/10.5632/jila.58.5_125
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