Image transfer attempt with video calling application (Facetime)

Abstract

ビデオ通話ソフト「FaceTime」を使用した救急画像伝送について検討した。手術中の画像をヘッドライトに装着したCCDカメラで撮影し、ノートパソコン経由でビデオ通話を開始し、院外医師から助言ならびに指導が可能か検討した。CT画像はコマ送りの速度が速くなると画像がぶれるため操作する側の慣れは必要であったが、おおむね読影できるレベルであった。詳細な読影は困難と思われるが、外傷患者の治療方針の決定等には十分使用できるものと考えた。画像伝送後、送信側ならびに受信側の医師にアンケートを行い、手術中の画像については、術者の頭の動作により画像が大きくぶれるため、時にみる側に不快感を与えることがあった。しかし、助言をもらいたい場面ではカメラを固定し近接することによって、十分評価可能な画像が伝送できたと考えられた。