Abstract
In order to commercialize polymer electrolyte fuel cells widely, the development of a non-Pt catalyst for oxygen reduction reaction is essentially required. In this article, the necessity of non-Pt catalysts for low temperature fuel cells and our new trials using group 4 and 5 metal compounds are explained. KEYWORDS : polymer electrolyte fuel cell, non-platinum cathode, oxide-based catalysts, oxygen reduction reaction 1.は じ め に 固 体 高 分 子 形 燃 料 電 池(PEFC : Polymer Electrolyte Fuel Cell)は,再生可能エネルギーから産出するグリー ン水素を利用した水素エネルギー社会において中核的な 役割を果たすことが期待されている 1) 。PEFC は,固体 高分子膜を電解質として用いるため,小型化や 100℃以 下での低温作動が可能である。しかし,低温作動である が故に電極反応が遅く,白金や白金合金などを電極触媒 として用いることが必要である。特に空気極での酸素還 元反応(ORR : Oxygen Reduction Reaction)は,反応速 度が遅く,大量の白金を使用せざるを得ない状況にあ る。白金はレアメタルの一つで,その資源量には限りが あると同時に高価であるため,その使用量削減は本格普 及に向けた喫緊の課題の一つである。また,PEFC の空 気極は酸性かつ酸化雰囲気という強い腐食環境におかれ るので,白金のような貴金属であっても溶解する。その ため,より高い耐久性をもつ触媒の開発も実用化への課 題となっている。PEFC の本格普及には,資源量,コス トおよび安定性の観点から,白金に替わる高い安定性と ORR 活性を併せ持つ非白金酸素還元触媒が必要なので ある。 非白金酸素還元触媒としては,鉄やコバルトを中心金 属とした遷移金属錯体 2) や,Ru などのカルコゲン化合 物 3) などが古くから研究されている。最近では,担持量 は多いものの,すでに白金に迫る電池性能を示す非白金 触媒も開発されている 4) 。しかしながら,遷移金属錯体 もカルコゲン化合物もいずれも空気極環境では,熱力学 的には溶解イオン種あるいは酸化物が安定であるため腐 食の問題は避けられず,依然として耐久性の問題が残る。 これに対し,筆者らはまず,酸性かつ酸化雰囲気で高 い安定性を持つ材料に着目して,非白金酸素還元触媒を 開発してきた。酸化雰囲気では一部の貴金属を除きすべ ての材料は本質的に酸化物を形成する。その酸化物が酸 に溶解せず安定であれば,十分な耐久性を持たせること ができる。4 および 5 族遷移金属は,バルブメタル(弁 金属)と呼ばれ,その酸化物は極めて安定である。これ らの酸化物が十分な ORR 活性を示せば,酸性電解質中 においても安定性な触媒として機能する可能性がある。 しかしながら,これらの酸化物は大きなバンドキャップ を持ち絶縁体的であるため,電極触媒への応用はこれま でほとんど試みられていない。 筆者らはこのアイディアに基づき,4 および 5 族金属 の酸化物,酸窒化物,炭窒化物など,C,N,O を含む
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ISHIHARA, A., OHGI, Y., IMAI, H., & OTA, K. (2011). Development of Group 4 and 5 Oxide-based Electrocatalysts as Non-platinum Cathodes for PEFC. Hyomen Kagaku, 32(11), 710–715. https://doi.org/10.1380/jsssj.32.710
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