Decision-Making Process of New Public Transportation System in Danhai, Taiwan

  • Aida Y
  • Oosawa M
  • Kishii T
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Abstract

1.はじめに (1) 研究背景と目的 台湾の公共交通システムは、都市間交通としての台湾高 速鉄道・台湾鉄道から都市内交通としての MRT・路線バス が中心であった。近年、BRT や LRT といった過去に台湾 で導入された経験のない公共交通システムが続々と建設・ 運用されるようになってきている。台湾中部の嘉義市では 台湾初の BRT が 2008 年に開業した 1) 。南部の高雄市では 台湾初の LRT が建設中であり、2017 年には第一期区間が 全面開業している 2) 。また台北近郊の新北市淡水区におい ても淡海 LRT の建設が進められており、2018 年度の開業 を目指し工事が進められている 3) 。淡水へは台北中心部か ら MRT が伸びており、 当初この MRT を新たな公共交通シ ステムとして採用し延伸することを検討していたが断念し、 LRT、BRT の検討に移行し最終的には LRT 導入へ至った。 導入する交通機関に変化はあったものの、新たな公共交通 システムの必要性は変わりなかった。想定した交通機関の 導入断念は、その地域における公共交通導入断念に繋がる ことが多い中、交通機関を変更した上で再検討し、地域に 新たな公共交通を導入するに至ったことから得られる知見 を活かすことが重要である。また、高雄 LRT は、既存研究 4), 5) で示されているとおり、臨海貨物線の跡地活用を行うと いった用地確保の点では富山 LRT にも類似するタイプで あるが、 淡海 LRT は専用の走行空間を新たに全区間で確保 したものであり、 これは鉄軌道がない空間に新たに LRT を 導入した台湾初の事例である。なお、LRT 採用後も軌道構 造については、多くの区間で高架形式を採用するなど、日 本の新交通システムに類する構造形式となっている 3) 。 そこで、本研究は淡海 LRT の概要を示した上で、①淡海 において新たな公共交通システムが必要とされた背景を明 らかにすること、②新たな公共交通システムを導入するに あたりどの公共交通システムを採用すべきかの意思決定プ ロセス(法的な事業計画承認を得るまでのプロセス)を解 明すること、③LRT 決定後のルート選定・構造形式選定と いった路線計画の検討ポイントを整理し、その構造形式を 採用するに至った経緯を明らかにすることを目的とする。 そして、 これらを通じて現在建設中の淡海 LRT の事業推進 要因を分析し、今後の新たな公共交通システム導入推進に 向けた知見を得ることとする。 (2) 研究方法 本研究を進めるにあたり、 淡海 LRT の経緯について収録さ れている「淡水捷運延伸線可行性研究 6) 」 「淡海軽軌運輸系 統綜合規劃(核定本) 7)」 「變更淡海新市鎮特定區主要計畫 (第二次通盤檢討) (第一階段)案計畫書 8) 」から新たな公 共交通システムが必要とされた背景・LRT に至った経緯等 を抽出し、整理分析を行うこととする。なお、これら用い た文献は、 淡海 LRT の構想から実現まで網羅的かつ詳細に 事実が示されている文献であり、内政部・交通部及び新北 市政府が取りまとめたものである。併せて、文献では表面 化していない背景・問題などについて関係者へのヒアリン グ調査を実施する。これらを通じて、LRT 導入背景、事業 化プロセス、導入課題と推進要因を明らかにする。なお、 ヒアリング調査は、新北市政府捷運工程局(MRT 局)の趙 局長と事業背景、課題や問題点のヒアリングを 2018 年 1 月に実施した。あわせて、台湾の交通政策を担当する交通 部傘下で主に調査・研究業務を担う運輸研究所所長を務め た経験があり、台湾の交通政策に精通している国立交通大 学交通運輸研究所の馮正民教授へは 2015 年から 2018 年に かけて 3 度に亘って台湾の公共交通政策に関するヒアリン グを実施した。 台湾・淡海地区における新たな公共交通システムの意思決定プロセス The characteristic of transportation in Taiwan is considered as highly motorized private transportation by motorcycle in high dense CBD. The Taiwanese Government has undertaken the redefinition of public transportation system by aggressively implementing BRT and LRT system. In Danhai area in Taiwan, the second LRT system is now under construction. It has a long history with 21 years after the completion of first study report on the extension of MRT system up to the approval of LRT system. In this paper, it aims at clarifying the decision-making process of new public transportation system in Danhai area. It clarified that LRT was finally selected as optimum transportation mode, and such decision was largely affected by the public transportation policy of the Central Government.

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Aida, Y., Oosawa, M., & Kishii, T. (2018). Decision-Making Process of New Public Transportation System in Danhai, Taiwan. Journal of the City Planning Institute of Japan, 53(3), 1377–1384. https://doi.org/10.11361/journalcpij.53.1377

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