A Study on the Effects of Spatial Elements on Traveling Speed of Left-Turning Vehicle

  • Fujiwara Y
  • Hashimoto S
  • Uno H
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Abstract

1.はじめに わが国における交通事故死亡者数(24 時間死者数)は、 2019 年中に 3,215 人 1) であり、前年と比較しわずかに減少 しているものの、 今後さらに減少させる必要がある。 また、 内閣府が発表した第 10 次交通安全基本計画 2) では、2020 年までに交通事故死亡者数(24 時間死者数)を 2,500 人以 下にすることを目標に掲げている。このことからもわかる ように、交通事故情勢は依然厳しいものであり、さらなる 交通安全対策が求められる。 交通安全対策として、自動車の走行速度抑制が挙げられ る。わが国でもハンプや狭窄 3) といった、物理的手法によ り走行速度を強制的に低下させる、交通静穏化デバイスが 取り入れられている。しかしこれらの手法は、設置の費用 や、騒音や振動、利用者への合意の難しさなどの問題があ り、導入できない箇所も存在する。 これに対し、カラー舗装など視覚的な対策も取り入れら れており、 既存研究により有効性が明らかにされている 4) 5) 。 また、自動車走行速度は車道幅員や沿道の立地状況など、 街路の空間要素に影響を受けていることも明らかになって いる 6) 。このように、ドライバーは街路から受ける印象か ら適していると感じる走行速度で運転しており、無意識の うちに安全な走行速度で走ることが出来る空間の形成が重 要である。 また、街路から受ける印象は、エリアが切り替わるポイ ントである、 街路入り口部が特に重要であると考えられる。 例えば、幹線道路から住宅地内の街路へ自動車が進入する 際、入り口部の印象によっては、ここから先のエリアは走 行速度を下げる必要がある、という認識を与えることがで きる。 一方で、わが国における交通事故発生件数を道路形状別 に見ると、交差点内での事故が最も多く 7) 、更なる交差点 周辺の安全対策が求められる。 その取り組みの一つとして、 近年では交差点のコンパクト化が全国で進められており、 曲線半径(R)の縮小により、カーブが鋭角になることに よって、主に左折車の速度抑制が期待できる 8) 。これによ り巻き込み事故防止だけでなく、その後横断歩道や街路走 行時の速度抑制にも大きく影響し、 事故防止が期待できる。 交通安全についての研究は数多く存在する。中でも、街 路における空間要素と走行速度に着目した研究として、橋 本ら 6) 9) は、街路 54 路線において合計 1,906 台の自動車の 走行速度を実測し、 速度と街路空間要素の関係を分析した。 また、8 種の街路景観要素を組み合わせ、何キロで走行す るかをアンケートにより質問し、様々な視覚的要因・表裏 通りの印象が速度決定要因となることを明らかにした。下 川ら 10) は、交差点のない道路を選定し、道路構造と旅行速 度について分析を行い、縦断線形や車道幅員、平面線形と 旅行速度は一定の関係がみられることを明らかにした。大 橋ら 11) 12) は、ビデオ調査とプローブ情報により、通行特性 (速度・通行位置など) を分析し、 路面構成の工夫により、 速度を抑えられる可能性を明らかにした。また、見通し幅 の異なる屈曲部を 3 パターン設定し、普通車の走行実験と 意識調査を行い、見通し幅と車両速度、ドライバー意識と の関係を分析した。嶋田ら 13) は、連続的に狭窄が設置され た対面通行生活道路を対象に、設置の事前事後で効果の検 証を行った。清水ら 14) は、タクシープローブデータから生 活道路の走行履歴データを抽出し、街路特性や沿道特性が 走行速度に及ぼす影響を明らかにした。 交差点付近に着目した研究として、三村ら 15) は、生活道 路への入り口部を対象に、カラー舗装などの空間構成 7 因 子について、通過抑制・速度抑制・注意喚起の観点で、意 自動車の左折時における空間要素が走行速度に与える影響に関する研究 The number of traffic fatalities in our country remains high. Particularly at the environment around intersections, further traffic safety measures are required to create an environment where people can drive under safe speed in unconscious level. Depending on these situations, the radius of the intersection curve is being reduced especially for left-turning vehicles. In this study, 316 vehicles were measured at 15 location in Okayama city, and it revealed the relationship between the travelling speed of left-turning vehicles and the spatial elements at streets and intersection. As a result, the travelling speed of vehicles is regulated by the spatial elements, and it can be controlled by improving those elements. Furthermore, the effect of reducing the radius of intersection curve was quantified.

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Fujiwara, Y., Hashimoto, S., & Uno, H. (2020). A Study on the Effects of Spatial Elements on Traveling Speed of Left-Turning Vehicle. Journal of the City Planning Institute of Japan, 55(3), 616–622. https://doi.org/10.11361/journalcpij.55.616

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