Abstract
都市近郊に造成された小規模孤立林において, 地表性昆虫類の群集構造の経年変化をピットフォールトラップ法によって調査し, 除歪対応分析(Detrended Correspondence Analysis, DCA)で解析した。その結果, 孤立林の林齢の増加に伴って草地生息種は減少し, 森林生息種が造成後10年頃より出現した。しかし, 森林生息種は孤立林間の非森林地帯が移動の障壁となるため, 孤立林への移入率が低く, 群集構造は単純化すると考えられた。草地や生け垣など孤立林とタイプの異なる緑地においても同時に調査を行った。その結果, 人為的な下刈りや落葉掻きといった管理を行う調査区でも群集構造の単純化が考えられ, 都市近郊における地表性昆虫類の生息場所として, 管理の施されない孤立林の重要性が示唆された。また, 多様な地表性昆虫相を形成するには, 樹林地や草地などタイプの異なる緑地が隣接することが重要と考えられた。
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TANIWAKI, T., KUNO, H., & HOSODA, H. (2005). Annual changes of community structure of ground insects at the isolated small stands in suburbs of Tokyo. Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology, 30(3), 552–560. https://doi.org/10.7211/jjsrt.30.552
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