Abstract
本研究の目的は,現代青年の友人関係が自尊感情に及ぼす構造(影響)を検討するものである。友人関係,被受容感,被拒絶感,自尊感情の尺度について246名の高校生と236名の大学生に対して実施された。これらの青年に対して友人関係のパターンを見出すためクラスタ分析が実施され,3つのクラスタが見出された。1)情緒的に近い関係を回避する青年,2)情緒的に近い関係を持つ青年,3)友人から傷つけられたり,友人を傷つけることを避け,また友人と群れていようとする傾向が高い青年である。共分散構造分析の結果,傷つけられることを回避することが,傷つけることを回避する心性を経て,被拒絶感を低減し,結果的に自尊感情を維持させることが示唆された。
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Okada, T. (2011). Friendship and Self-esteem in Contemporary Adolescents. The Japanese Journal of Personality, 20(1), 11–20. https://doi.org/10.2132/personality.20.11
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