Interpretation and Use of Mott-Schottky Plots at the Semiconductor-liquid Interfaces

  • IMANISHI A
N/ACitations
Citations of this article
7Readers
Mendeley users who have this article in their library.

Abstract

半導体電気化学の研究者であれば,実際に測定したことがな くても聞き覚えのある方も多いと思う。Mott-Schottky プロッ トとは,ひと言で言えば半導体電極の電位と電極界面におけ る微分容量の関係を示したもので,インピーダンス解析装置 を用いて測定・解析することによって,半導体電極のキャリ ア密度やフラットバンド電位などの基本的な物性を調べるこ とができる。測定装置や基本的な測定原理は,交流インピー ダンス解析と同じなので,他の解説記事を参照されたい。 Mott-Schottky プロットの解析法の基本については,半導体電 気化学,光電気化学の教科書を紐解けば記述がある。しかし その一方で,界面の微分容量の電位依存性は界面欠陥や微細 構造等にも大きな影響を受け,実際に測定してみると教科書 通りのプロットにはならないことも多い。近年は,こうした 性質を改めて検証,あるいは解析法を見直そうという動向が 見られる。ここでは,半導体電極界面の構造および Mott-Schottky プロットの基礎について簡単に解説を行い,実例を 交えながらいろいろなケースの Mott-Schottky プロットを紹介 し,最近報告されている解析法や解釈について概説する。 2 .半導体電極界面における電位分布 Mott-Schottky プロットを理解するためには,まず半導体電 極に電位を印加した際の電極 / 電解液界面における様子を理 解しておかなくてはならない。多くの電気化学の教科書にあ るように,金属電極に電位を印加すると,電解液側にはヘル ムホルツ層と呼ばれる電気二重層が現れる。つまり,基本的 に印加した電位は電解液側にかかる。一方,半導体電極の場 合,印加した電位は逆に半導体の表面付近に形成される空間 電荷層にかかり, (一般的には) 電解液側にはほとんどかから ない。図 1 に n 型半導体電極に電位を印加した際のバンド構 造変化の様子を示す (本稿ではとくに断りの無い限り,すべ て n 型半導体電極として議論を展開する。p 型では主役が電 子の代わりにホールになり,Mott-Schottky のプロットの傾き が逆になるが,基本的な考え方は同じである。 ) 。電解液と半 導体電極が接すると,電解液側のレドックス準位と半導体電 極のフェルミレベルが一致するように電荷移動が起きる。こ 半導体電極界面測定における Mott-Schottky プロットの解釈と活用 今 西 哲 士 a a φ redox 半導体電極 溶液 φ redox 半導体電極 溶液 図 1 n 型半導体電極のバンド構造変化の様子 (a) 電極を溶液に入れる前, (b) 電極と溶液が接触した状態 (開回路状態) , (c) 電極に負の電位をかけた状態, (d) さらに負の電位をかけた状態[The Electrochemical Society of Japan から許可を得て転載]

Cite

CITATION STYLE

APA

IMANISHI, A. (2021). Interpretation and Use of Mott-Schottky Plots at the Semiconductor-liquid Interfaces. Journal of The Surface Finishing Society of Japan, 72(9), 479–486. https://doi.org/10.4139/sfj.72.479

Register to see more suggestions

Mendeley helps you to discover research relevant for your work.

Already have an account?

Save time finding and organizing research with Mendeley

Sign up for free