Treatment and Rehabilitation of Rotator Cuff Tears

  • Itoi E
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肩関節疾患について 肩関節は人体の関節の中で最も動きが大きいと ともに,最も脱臼しやすい関節でもある ø) .肩の外 傷性脱臼,それに続発する反復性肩関節脱臼,ま た多方向に不安定性を呈する多方向不安定症(動 揺性肩関節)など,不安定性を主訴とする疾患群 が多い.一方で,江戸時代から五十肩と呼ばれる 肩の痛みと可動域制限が知られており,放置して おいても自然によくなると考えられてきた.この俗 称に相当する疾患の病態がはっきりしないため,病 名としても五十肩を使うことになった(三木威勇治 〔東北大学整形外科初代教授〕 :宿題報告) .近年 では,これまで五十肩と呼ばれてきた中高年の肩 の痛みの大半は腱板断裂によって引き起こされる ということがわかってきた ù, ú) .その他に病態が明 確な石灰性腱炎,上腕二頭筋長頭腱炎などを除外 したあとに残るものが真の意味での五十肩という ことになる.ところが,広く使われる俗称も診断名 もどちらも五十肩という用語が使われるため,混乱 が生じてきた.そこで俗称の五十肩はそのままに し,診断名には五十肩を使わず,国際的に使われ ている frozen shoulder の和訳である凍結肩が用 いられるようになってきた û-ý) .この章では,肩痛 の原因として最も頻度の高い腱板断裂について述 べる. 疫学 腱板断裂の疫学については ù つの報告が日本か ら出ている.ø つは秋田県における疫学調査(ýýû 名,ø,úùÿ 肩)を皆川洋至らが ù÷÷ý 年に日本整形 外科学会学術総会にて発表している ù) .もう ø つ は群馬県における疫学調査(ýÿú 名,ø,úýý 肩)を 山本敦史らが ù÷÷ÿ 年に日本整形外科学会学術総 会で発表している ú) .いずれも加齢とともに腱板 全層断裂の有病率が増し,ù÷ 歳以上では ù÷%,ü÷ 歳以上では ùü%に腱板全層断裂がみられた.その うち,症状を有している症候性断裂は ø/ú に過ぎ なかった.これらの調査から,腱板断裂がよくみら れる疾患であること,また症状のない無症候性断 裂が ù/ú を占めることがわかった.これらの有病 率をもとに各年代における有病者数を求めると,最 も多いのは þ÷ 歳代で ú÷÷ 万人,全体では ø,÷÷÷ 万 人が全層断裂をもっていると推定された.Reilly ら þ) は過去の屍体肩を使った腱板断裂調査をまと めた結果,調査対象 ù,üüú 肩中全層断裂は ú÷÷ 肩 (øù%) ,不全断裂は ûþù 肩(øÿ%)であり,不全断 裂は全層断裂の ø.ü 倍あることがわかった.この 結果をもとに,不全断裂も含めた腱板断裂の有病 者は ù,ü÷÷ 万人となり,変形性膝関節症と同数と推 定される. 教育講座 Jpn J Rehabil Med 2019;56:650-655

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Itoi, E. (2019). Treatment and Rehabilitation of Rotator Cuff Tears. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine, 56(8), 650–655. https://doi.org/10.2490/jjrmc.56.650

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