GLIM基準でサルコペニアを診断できるか?

  • 若林 秀
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Abstract

サルコペニアの摂食嚥下障害データベースのデータを使用して, GLIM (Global Leadership Initiative on Malnutrition) 基準の低栄養とAWGS (Asian Working Group for Sarcopenia) 2019のサルコペニアの関連を検討した. 全身のサルコペニアを評価していた460人のデータを使用して, GLIM基準の低栄養とサルコペニアのクロス解析を実施した. 低栄養を300人 (65%), サルコペニアを404人 (88%) に認めた. GLIM基準低栄養の場合におけるサルコペニアの感度71.5%, 特異度80.3%, 陽性的中率96.3%, 陰性的中率28.1%であった. GLIM現症該当の場合におけるサルコペニアの感度100%, 特異度62.5%, 陽性的中率95.1%, 陰性的中率100%であった. GLIM病因該当の場合におけるサルコペニアの感度71.5%, 特異度46.4%, 陽性的中率90.6%, 陰性的中率18.4%であった, GLIM基準低栄養でサルコペニアを正確に診断することは難しいが, 診断の参考にはなる. GLIM現症に非該当で低栄養ではないと診断できれば, サルコペニアでないことを正確に診断できる. GLIM病因単独では, サルコペニアの診断にあまり貢献しない. 低栄養とサルコペニアに関連は認めるものの別の概念であるため, 低栄養はGLIM基準, サルコペニアはAWGS2019でそれぞれ診断することが望ましいと考える.

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若林秀隆. (2022). GLIM基準でサルコペニアを診断できるか?. The Japanese Journal of SURGICAL METABOLISM and NUTRITION, 56(4), 124–128. https://doi.org/10.11638/jssmn.56.4_124

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