ゲノム情報全盛のいま使える分子系統解析のエッセンス

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筆者らは、複数の水族館と共同でサメ複数種の全ゲノ ム解析を行い、論文として報告した 1) 。軟骨魚類の中で も全頭類に属するゾウギンザメでは、全ゲノム配列が早 くから公表されていたが 2) 、板鰓類ではそのサイズが大 きいこともあり、長らく全ゲノム配列情報が欠如してい たのである。名だたるシークエンス施設の力は借りずに 当初トラザメだけを対象に挑んだゲノム解析は、結果的 にイヌザメとジンベエザメを加えた 3 種について公表 する運びとなった。その論文では、ゲノム全体の構造や 分子進化について調べるだけでなく、発生・生理・内分 泌に関する個別の遺伝子の同定(図 1)や発現部位の推 定も行った。本稿では、そのなかでも内分泌系の遺伝子 を題材として、より確かな機能解析などにつなげること を目的に、ゲノム情報や遺伝子配列の種間比較と進化学 的解釈のためのエッセンスを紹介する。

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ゲノム情報全盛のいま使える分子系統解析のエッセンス. (2019). Comparative Endocrinology, 45(166), 26–31. https://doi.org/10.5983/nl2008jsce.45.26

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