Abstract
PCにフットスイッチを接続し、座位で左右の足指の屈曲力を使って左右2個のフットスイッチを押しこむことにより机上のPCゲームを操作できるシステムを考案した。高齢の施設利用者に制作したゲームを実施し、足趾屈曲力が向上するか検討した。足趾屈曲力が左右両方共に30N以上の2例(A、B)を対象とした。PCゲームをしない1例(C)をコントロールとした。実験は7週間とした。AはPCゲームに興味を示した。回数を重ねるごとにスコアが伸び、スコアが伸びるにつれ、プレイ時間は短縮される傾向があった。Bは電子ゲームの経験がなく、ゲームにも興味を示さなかった(3週間で中断)。Aのゲーム開始直前の足趾屈曲力は38.8Nであったが、ゲーム開始後5週間で52.1Nになり、34.3%の増加を示した。この増加は7週間後でも維持していた。BとCの7週間の間、足趾屈曲力の変化は7%以下であった。
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ISHII, T., SHIBAZAKI, E., HORIUCHI, K., SAITO, M., KASHIRAJIMA, T., MAEKAWA, Y., & HAYASHI, Y. (2012). Fundamental Research for Enhanced Training Procedure of Toes Flexion Strength of Elderly Person using PC Game Operated by Foot Switch. The Japanese Journal of Ergonomics, 48(5), 274–277. https://doi.org/10.5100/jje.48.274
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