Abstract
人工甘味料の摂取が糖代謝に及ぼす影響を明らかにすることは、糖尿病患者や減量に関心のある人々にとって重要である。しかし、わが国では人工甘味料に関する疫学研究が進んでおらず、その摂取状況の把握と評価は困難であり、適否を判断することが難しい。そこで我々は、国内外の文献検索データベースから人工甘味料と肥満や糖尿病に関する論文を抽出し、研究デザインごとに内容を整理することとした。観察研究では、人工甘味料入り飲料の飲用習慣が肥満や糖尿病の発症に影響すると報告されており、介入研究では、人工甘味料の負荷は糖代謝へ影響しないこと、ショ糖を人工甘味料に代替した食事は体重や糖代謝に影響しないことが報告されていた。これらは欧米人を対象としたものであり、結果についても一様ではなかった。今後は、人工甘味料に関するわが国でのエビデンスを蓄積するために、日本人での記述疫学や観察研究などによる情報の集積が求められる。(著者抄録)
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Saito, M., Hori, Y., & Nakajima, K. (2013). Artificial Sweeteners and Glucose Metabolism: A Review of the Literature Published Since 2000. Nippon Eiyo Shokuryo Gakkaishi, 66(2), 69–75. https://doi.org/10.4327/jsnfs.66.69
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